Biwako factory
びわこ工場

医薬用ガラス製品を中心に、
医療現場に貢献できる高品質な製品を製造しています。

Biwako factory

ニプロびわこ工場
医療現場に貢献できる高品質な製品を目指して

びわこ工場では医療分野向けのガラス成形品であるガラスバイアル、プレフィラブルシリンジなど、多様な製品の製造を行っています。また、国内外の事業所、生産拠点と連携し、新しい製品・技術の開発も積極的に行っています。設備面においても、生産性と品質向上を目指し、カメラ検査機や自動梱包設備の導入、シリンジ生産設備の追加導入など、積極的な投資を行っており今後も滅菌済み製品製造設備や新バイアル生産設備など、最先端設備を適宜導入してまいります。

主製品・工程フロー

バイアル

  • 胴径Φ15からΦ53まで、製品全高33mmから165mmまでの管瓶の成形が可能。
  • ガラスの材質は、化学的に安定しているホウケイ酸ガラスを使用、遮光性を必要とされている薬剤には、茶色の製品の供給も可能。
  • 口形状は一般的なバイアル口からネジキャップに対応したスクリュー口タイプまで、お客様のニーズに沿った形状をご提案。
  • 化粧品やサンプル瓶のような一般的な容器として使用して頂ける物まで、幅広く供給が可能。
バイアル

工程フロー

ガラス管入荷
管瓶成形
工程検査
徐冷
(歪み除去)
自動検査
(寸法検査機)
カメラ検査
目視検査
箱詰め・包装
出荷検査
出荷

ガラス管入荷

外観検査
項目 荷姿、ラベル表示、数量
方法 目視で確認
寸法
項目 外径、肉厚
方法 硝子管使用時に測定機器を使用して寸法を測定する(○×判定)

びわこ工場で使用する硝子管は、全てJIS規格及び日本薬局方に基づくホウケイ酸ガラス(硬質ガラス)である日本電気硝子製硝子管です。

管瓶成形

寸法確認
項目 全長、口外径、口内径
方法 測定治具にて寸法を確認
管瓶成形
管瓶成形

工程検査

寸法測定
項目 全長、口外径、口内径、ツバ厚、底肉厚、上げ底
方法 測定機器で寸法測定
外観確認
項目 肩フクレ、底フクレ、底ナナメ
方法 目視で確認

徐冷(歪み除去)

アニール温度の定時確認
項目 アニール温度
方法 温度表示を確認

自動検査(寸法検査機)

寸法測定
項目 全長、口外径
方法 自動検査機で検査
自動検査(寸法検査機)
自動検査(寸法検査機)

カメラ検査

外観確認
項目 ① 胴径 ②⼝内径 ③⼝外径 ④ツバ⾼さ ⑤⼝部⾼さ
⑥全⻑ ⑦底R ⑧肩テーパー ⑨⾸径
方法 カメラ検査機で検査

目視検査

外観検査
項目 クラック、成形不良、汚れ、キズ、硝子管由来不良、異物、毛髪、歪
方法 ①目視でテーブル検査
②目視でコンベア検査(歪は、歪み計で判定)

箱詰め・梱包

数量確認
項目 内舟数量、外箱数量
方法 箱詰め時に包装規格と照合
包装確認
項目 品名、包装規格、製造日、ロット、包装形態
方法 作業日報と照合
箱詰め・梱包
箱詰め・梱包

出荷検査

寸法測定
項目 全長、胴径、口外径、口内径、ツバ厚、底肉厚、底R、上げ底、首径、ネジ外径
方法 測定機器で寸法測定
外観確認
項目 クラック、成形不良、汚れ、キズ、硝子管由来不良、異物、毛髪、歪
方法 目視及び歪み計で判定
特性試験
項目 アルカリ溶出試験
包装確認
項目 包装形態
方法 目視で確認

出荷

荷姿確認
項目 包装形態、ラベル、ケース数
方法 目視確認および出荷伝票との照合

プレフィルドガラスシリンジ

  • ルアー形状は、ルアーロックタイプとルアースリップタイプを供給。
プレフィルドガラスシリンジ

工程フロー

ガラス管入荷
シリンジ成形
徐冷
(歪み除去)
自動検査
(寸法検査機)
目視検査
工程検査
箱詰め・包装
出荷検査
出荷

ガラス管入荷

外観検査
項目 荷姿、ラベル表示、数量
方法 目視で確認

シリンジ成形

寸法確認
項目 全長、先端径、フランジ外径、フランジ内径
方法 測定治具にて寸法を確認
シリンジ成形
シリンジ成形

徐冷(歪み除去)

アニール温度の定時確認
項目 アニール温度
方法 温度表示を確認

自動検査(寸法検査機)

寸法測定
項目 全長、先端径、フランジ厚み、フランジ外径
方法 自動検査機で検査
外観検査
項目 先端部形状、成形不良
方法 自動検査機で検査
自動検査(寸法検査機)
自動検査(寸法検査機)

目視検査

外観確認
項目 クラック、成形不良、汚れ、キズ、歪、毛髪、異物、硝子管由来不良
方法 目視でスライド検査(歪は歪み計で観察)

工程検査

寸法測定
項目 全長、先端径、胴径、フランジ厚み、フランジ外径、フランジ内径
方法 測定機器で寸法測定
特性確認
項目 チップ強度、フランジ強度、リーク検査
方法 各試験機で確認

箱詰め・梱包

外観検査
項目 数量、包装材料
方法 箱詰め時に目視で検査
包装確認
項目 品名、製品規格、製造日、ロット、包装形態
方法 目視で確認
箱詰め・梱包
箱詰め・梱包

出荷検査

寸法測定
項目 外観、全長、胴径、フランジ部外径、フランジ部内径、フランジ部厚さ、歪、ゲージ試験
方法 測定機器で寸法測定
外観確認
項目 異物、破損、泡筋、ブツ、形状、キズ、焼き付けムラ、歪
方法 目視及び歪み計で確認
特性試験
項目 リーク試験
方法 測定機器で測定
包装確認
項目 包装形態
方法 目視で確認

出荷

荷姿確認
項目 包装形態、数量
方法 目視で確認

D2F®

ニプロのD2FTMシリンジはISO9001、ISO15378、ISO 14001 およびISO50001に準拠した⼯場で製造されます。
包装⼯程は完全⾃動化されており、ISO7/ISO8のクリーンルームにてラミナーフロー下で全数管理しています。

D2F®

工程フロー

バルクシリンジ受⼊
デブリスター
洗浄・シリコーン塗布
乾熱滅菌・シリコーン焼付
部材組⽴
カメラ検査
工程検査
ネスティング、タビング
シーリング
バッギング
Eto滅菌
出荷検査

バルクシリンジ受⼊

外観確認
項目 荷姿、ラベル表⽰、数量

デブリスター

内容 バルクシリンジをロンドトレーから取り出す。

洗浄・シリコーン塗布

内容 WFIでシリンジ内外⾯を最終洗浄する。
シリコーンエマルジョンをシリンジ内⾯に塗布する。

乾熱滅菌・シリコーン焼付

内容 シリンジを乾熱滅菌すると同時にシリコーン焼き付けを⾏う。

部材組⽴

使⽤部材
項目 LLA、チップキャップ
内容 仕様に応じて各部材をシリンジに組み⽴てる

カメラ検査

検査項⽬
項目 フランジ部、胴部、肩部
内容 カメラ検査にて全数シリンジを検査する。

⼯程検査

内容 サンプリングにて各種機能性評価を⾏う。

ネスティング、タビング

内容 シリンジをネスト及び、タブに⼊れる

シーリング

内容 タイベック®シートでタブをヒートシールする

バッギング

内容 ブリーザーバッグにタブを⼊れる。

Eto滅菌

内容 ニプログループ⼯場にてEto滅菌を⾏う。

出荷検査

内容 ISO、3局薬局⽅に沿った試験他、⾃社試験法にて試験

ゴム部材

  • 医薬品⽤バイアル/ シリンジ⽤ゴム栓を製造。

2017年、びわこ⼯場にてゴム栓の製造を開始。新設備を導⼊しつつ、ニプロ⼤館⼯場保有の⾦型を兼⽤できる設備仕様で、万⼀の時に備えた2サイト体制を実現します。

ゴム部材

工程フロー

原材料受⼊試験
配合・混練り・前成形
成形
シリコン塗布
シート検査
打抜き
洗浄・乾燥
外観検査
計量・梱包
出荷

原材料受⼊試験

内容 荷姿、ラベル表⽰、数量確認

配合・混練り・前成形

内容 製品形状に合わせたシートの成形

成形

内容 ⼤型成形機の導⼊による効率⽣産

シリコン塗布

内容 機械流動性向上を⽬的としたシリコン塗布

シート検査

内容 中間製品の品質検査、シリコン塗布

打抜き

内容 打ち抜き後の異物(ゴム屑等)を⾼圧ジェットによって洗浄

洗浄・乾燥

内容 洗浄⽔にWFIを使⽤

外観検査

内容 製品の全数検査、ISO5の環境下で実施

びわこ工場データ

所在地 〒525-0042
滋賀県草津市山寺笹谷61番9号 山寺工業団地内
品質保証体制

品質マネジメントシステム

  • ISO13485:2016 (シリンジのみ)
  • ISO15378:2017
TEL 077-563-7761
FAX 077-563-7762
E-MAIL pharmapackaging-japan@nipro.co.jp
医薬用ガラス部門
バイアル
  • 通常品(ISOサイズ、3局対応)
  • VIALEX®バイアル
  • D2F®バイアル
  • その他特殊口形状
ガラスバレル
  • 通常品
  • D2F®シリンジ
  • ダブルチャンバーシリンジ
医薬用ゴム部材部門
ゴム栓
  • 液剤・粉末用ゴム栓
  • 凍結乾燥用ゴム栓
  • プレフィラブルシリンジ用ゴム栓
  • ラミネート加工製品
びわこ工場

社会のために(CSR活動)

  • 社会のために(CSR活動)
  • 社会のために(CSR活動)
  • 社会のために(CSR活動)

湖南生き物応援団

びわこ工場、ファーマパッケージング事業部は、CSR活動の一環として「湖南企業いきもの応援団」に参加しています。「湖南企業いきもの応援団」には滋賀経済同友会・滋賀経済産業協会の会員企業を中心に、滋賀県の湖南地域に拠点を置く企業が参画しています。年4回の活動では、主に各企業が規定の調査地の水質およびいきもの調査を分担して行っています。調査を行うと同時に、異業種・他企業との交流に加えて、地元の子供たちも集まり、地域コミュニティの活性化に努めています。今後も、ニプロ創業の地 であるびわこの環境保全に貢献して参ります。